4月の半ば、新年度がスタートしてとにかくバタバタしています。
仕事でお世話になっている田中さんは、季節に関係なくいつもお忙しい方で、お話もとても早口。電話で用件をお話するのも、とにかく早いので、こちらは相づちを打つのがやっと。
息を吸うのも忘れそうなぐらいです。
あまりに忙しそうな様子から、「不思議な国のアリス」に出てくるウサギのように思えてきて、心の中で田中さんのことを密かに「ウサギさん」と呼んでいます。
今日はそのウサギさんから日程の調整にご連絡をいただきました。
お話が終わり、なんとか相づちを打って、後はご挨拶をして電話を終えようと言う時、「ありがとうございました。よろしくお願いします。」とこちらが言うと、
「いえいえ、ではよいお年を」と言われて電話が切れました。
ん?
よいお年を?
息を吸うのも忘れそうな電話に必死になっていた私ですが、早すぎる「よいお年を」に思わず力が抜けました。
いやいや、早すぎるやろ〜(笑)
聞き間違いかも知れませんが、思わず力が抜けて、なんだか笑えてきました。
そしていつもバッチリ仕事をされている田中さんに、勝手に親近感がわきました。
ウサギさんも頑張ってはるのかな・・・。と思うと、仕事のスピードに置いていかれないようにとアタフタしている自分と、ウサギさんが同じように感じられ、勇気というか、前向きな気持ちが湧き上がり、おかげで仕事が楽しくできました。
よいお年を。
8ヶ月先を生きているウサギさんに、一周抜かされないように、私も頑張ろうと思いました。
ありがとうございました。