沖縄でアメリカ軍の基地のそばを通ったら、フェンスが張り巡らされていました。
日本人が入るには、パスポートが必要で、しかも自由には行き来できないようになっているそう。
すぐ近くなのに、日本の中なのに、日本の法律も通用しない。
嘉手納の道の駅には、基地にされた土地に住んでいた人たちの思いが伝えられています。
先祖のお墓があったけど、もう行けない。
その気持ちをぶつけられるところのない悲しさ。
2018年の今もそこは基地のまま。
沖縄では、まだ日常の中に戦争の跡が大きく残っている。
沖縄の人たちは沖縄を大切に思う。
沖縄を大切に思う気持ちと日本を大切に思う気持ちは本当なら繋がっているはずなのに、
日本を大切に思うと沖縄には基地があり続け、沖縄を大切に思うと日本の方針とは違ってしまう。
沖縄の人たちは、対戦の時もそれ以外の場所に本土決戦が広がらないためにも必死で戦っていたと何かで読みました。
日本は沖縄と沖縄の人たちを粗末にしてはならない、と当時の人たちは言い残しています。
それなのに、今も沖縄に基地がある。
沖縄の人たちのやりきれない思いや、諦めにも似た気持ちに、私たちは何か出来ないのか、と考えさせられました。
ありがとうございました。